


「簡単に利用できて、セキュリティの高い、手ごろな価格の製品を探していました。
InterSafe SecureDeviceが保険としてあるので、安心してデータを扱えます」

富津市教育委員会 教育部庶務課 課長 磯貝睦美氏(写真左)と同教育センター 指導主事 須藤秀明氏(写真右)に、アルプス システム インテグレーションのInterSafe SecureDeviceへの評価について、詳しくお聞きしました。
富津市おもてなしキャラクター
「ふっつん」
富津市は、房総半島の東京湾側南に位置し、海水浴場、鹿野山や鋸山など、海や山に囲まれた自然豊かな街で、東京湾に突出した富津岬は、南房総国定公園の一部にもなっています。また、飯野陣屋跡や千葉県最大の内裏塚古墳を中心とした古墳群など、史跡や文化財も多く存在しています。
富津市では、5年に一度、基本計画である「いきいき富津5か年プラン」を定め、教育施設や特産物の販売施設などの整備や企業誘致などに努めています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 導入製品 | InterSafe SecureDevice |
| 運用開始 | 2010年2月26日 |
| 導入先 | 富津市内の全小学校 計17校 |
| 導入ライセンス数 | 合計289ライセンス |
| 導入目的 | 個人情報などの漏洩防止 |
現在、InterSafe SecureDeviceをどのように利用されていますか。
2010年2月末より、富津市内の小中学校17校全てにおいて、USBメモリのセキュリティ対策のためにInterSafe SecureDeviceを利用しています。
導入の経緯についてお聞かせ下さい。
教職員は、パソコンにて、生徒の実力分析のためにテスト結果を統計化したり、通知表の基礎データを作成したりしています。学校で完成させるのが難しい場合は、データをUSBメモリで持ち帰り、自宅で作業をしていました。
データの持ち出しにあたっては、USBメモリには暗号化ソフトでパスワードをかけ、紛失や盗難時に個人情報が漏洩しないようにしていました。ただ、ソフトは各学校が個別に選定しており、暗号強度にバラツキがありました。また、学校によってセキュリティへの取り組みに温度差があり、同じ学校内でも教職員によって、セキュリティ意識の差がありました。
新聞などでは、暗号化ソフトのパスワードが破られて情報が流出した事件についての報道がなされており、近隣の学校でも、個人情報が漏洩するといった事故が発生していました。富津市ではそのような事態が発生しないよう、全学校を対象に、強固なセキュリティ対策を統一的に行いたいと考えていました。
また、情報が漏洩してしまうと、担当の教職員が処分の対象になる場合もあります。教職員個人に、そのようなリスクを一方的に負わせないためにも、セキュリティを高める必要がありました。
富津市内の小中学校で、教職員用のノートパソコンを整備することになり、その整備事業の一環として、セキュリティをより強固なものとするために、USBメモリのセキュリティ化製品を導入することにしました。
情報漏洩を防ぐためには、持ち出し禁止にするのが最も簡単ではありませんか。
データの持ち出しをしなくてすむようにすることが理想です。しかし、そう簡単にいかないのが学校の実情です。
データの持ち出しを禁止すると、夜遅くまでの残業や休日出勤を強いることになり、教職員に過度の負担がかかってしまうからです。データの持ち出しを禁止にして休日出勤が常態化している学校もあると聞きます。
富津市では、個人情報にかかわるデータは校外への持ち出しを原則禁止にしつつも、持ち帰りが必要な場合は、学校長の許可を得て持ち帰ることができるようにしました。データの持ち出しは、セキュリティ対策が施されたUSBメモリに限定しています。
「学校外では、持ち出したデータを使っても印刷できない設定にしています」と磯貝氏は語る。
セキュリティ製品導入にあたって、どのような要件をたてましたか。
ノートパソコン整備事業の計画段階から、セキュリティ対策の製品を検討していました。製品選定のために、10数社の製品カタログを以下の6つの要件で比較検討しました。
これらの要件で、セキュリティ対策済みUSBメモリやUSBセキュリティ化ソフトなど合計10製品を比較検討しました。最も相対的に要件を満たしていたInterSafe SecureDeviceを導入することにし、ノートパソコン整備事業の入札仕様書ではInterSafe SecureDeviceを指定しました
入札仕様書の作成にあたっては、どのような点に気をつけられましたか。
導入時の初期設定を全て、入札者にお願いするようにしました。教職員に設定を任せてしまうと、情報システム担当の教職員に作業が集中し、日常業務に支障がでたり、初期設定をしないまま利用してしまうケースが予想されたからです。導入したからには、きちんと運用できるように、利用する全てのUSBメモリについて初期設定をしてもらいました。
セキュリティを高めるために、運用面でどのような工夫をされていますか。
データはパソコンには残らないように、全てのデータをファイルサーバで保存・管理し、役職によってアクセス権限を設けています。
ファイルサーバ構成にしたのは、セキュリティの堅牢性を保つためです。教職員の個人所有のパソコンが2/3を占める現状では、セキュリティを高めるためには、パソコンにデータを残さないことが必要だと考えました。加えて、ファイルサーバにアクセスできるパソコンを制限し、データのコピーや移動も特定のパソコンからのみできるようにしています。
データの共有化によって、事務処理の効率化という効果も表れています。以前は、教職員が作成した文書データなどが共有されておらず、担当者が変わってしまうと、紙の書類を参考にイチから作り直さなければなりませんでした。共有化することで、以前のデータを手直しするだけですむようになりました。
「各学校を回って、運用状況の確認をしています」と須藤氏。
InterSafe SecureDeviceを評価できる点を教えて下さい。
教職員に負担をかけることなく、漏洩事故を防ぐことができる点です。通常、セキュリティを高めると、運用が煩わしくなりますが、InterSafe SecureDeviceはそのようなことはありません。厳しいセキュリティ設定にしていますが、作業に支障がでるという声はなく、教職員のITスキルにかかわらず、簡単に使うことができています。
紛失・盗難の場合にも、情報が流出することがないので、教育委員会・教職員とも安心できます。万が一の場合のための保険として利用しています。
今後のセキュリティへの取り組み予定を教えて下さい。
ノートパソコン整備事業では、予算の関係上、必要なパソコンの1/3の台数しか整備できていません。残りの2/3も早急に揃え、個人所有のパソコンをなくす予定です。また、教職員の負担が過度に増えては、教育の質が低下しかねません。教職員の負担を減らしつつも、セキュリティの向上を図れるように運用していきたいと考えています。
今後のALSIに対する期待を教えて下さい。
今回、InterSafe SecureDeviceを導入することで、情報漏洩のリスクを軽減することができました。富津市では、市民からの信頼確保のため、今後もさらなるセキュリティの向上を目指していく所存です。ALSIには、今後もITスキルにかかわりなく簡単に利用できる優れた製品を提供し、私たちのセキュリティ対策への取り組みを支援していただくことを希望します。今後ともよろしくお願いします。