IoT事業

ALSIのIoTソリューション IoT | 共創例

顧客の進化に「共創」で挑む

IoT FastKitを使った共創

IoTで課題解決(一例)

2017年7月より提供を開始した「IoT FastKit(TM)」は、既に多くの企業のIoT事業開発に活用されています。センサネットワークモジュールで温度や湿度、加速度、地磁気、UV、照度などのデータを収集し、その分析と課題改善に役立てる。あるいは、事前にデータをインプットし、内蔵センサで遠隔コミュニケーションを実現する。そうしたIoT FastKit(TM)を使った事例をご紹介します。

共創①

工場の製造現場だけでなく、トラックなどでの輸送の温度管理も問われる時代になってきました。たとえば、「HACCP(危害分析・重要管理点方式)の制度化」。食品流通の多様化・国際化などを踏まえ、食品衛生管理の国際基準であるHACCPの衛生管理手法を取り入れ、輸送中の温度を管理しようとする流れがあります。特に急激に温度が高まる夏場のリスクを把握する必要が出てきます。
IoT FastKit(TM)を輸送、搬送時の製品や原料などと同梱すれば、車内の温湿度を測定することが可能に。また、不快指数などをあらかじめ設定しておけば、万一の事態の前に本社管理センターやドライバーにアラートを通知できます。
IoT FastKit(TM)の温度管理の優位性は食材に限りません。工業製品の材料においても、輸送の状態が最終製品の品質に左右する可能性を検証できるのです。

共創②

生産性の向上や原価低減を目的として省人化を追求する工場が増えてきました。特に、自動機などを利用して生産を行っている工場では、夜間、最低限の人員でその運営が行われています。
たとえば、通常2名の夜間人員で監視・点検作業を行っている工場では、万が一、作業者が機械に巻き込まれたり、突発的な疾患で倒れたりした場合、朝までその異変に気がつかず、重要なインシデントに発展する可能性が少なくありません。
IoT FastKit(TM)なら、地磁気センサを利用してドアの開・閉を検知できます。リアルタイムでドアの開け閉めの状態が確認できるので、作業者の存在をつねにデータで確認できるのです。また、ドアの開閉状態を時間単位で把握できるので、万が一のときのレポート作成もシステム化できます。

IoT FastKitを使った共創

「シナリオ」開発の知見を活かす

「IoT FastKit(TM)」は実際の利用シーンを想定した「シナリオ」と呼ばれる管理画面機能を備えています。シナリオはセンサを提供するアルプス電気とシステムインテグレータとしてのALSIの経験からIoTに多く寄せられていたニーズを反映しました。そうしたシナリオ開発の知見・ノウハウを活かすことで、シナリオ活用に留まらないソリューション開発をサポートできるのもALSIの強みです。