Q1

子どもたちが「twitter」や「Facebook」などの有名SNSに熱中するのはなぜ?

A

いろいろな人との交流が楽しめるから

子どもたちがSNS(ソーシャルネットワークサービス)を利用し始めるきっかけの多くは、友だち同士のつながりのためです。コメントやメッセンジャーなど、会員同士での交流を楽しんでいます。
いまや社会インフラの一部になったともいえるSNS。友だち同士で今何をしているか、何を食べた、といったたわいのないつぶやきから、写真の投稿、会員同士のメッセージ機能や特定のメンバーだけで情報共有ができるグループ機能などを提供しています。学校の友だちなど直接顔を知っている会員だけでなく、友だちの友だちや、サービスを通じて知り合った人まで、学校では出会えないような他人との交流も子どもたちにとっては新鮮な刺激なのです。子どもたちのインターネット利用は「発信型」がほとんど。多くの大人が情報を受け取る側、「受信型」の利用をしているのとは対照的ですね。
怖いのは、その交流機能を介して、悪意を持った大人からの性的な犯罪被害に遭う例も少なくないこと。各サイトでも対策に取り組んでいますが、お子さんが使っているサイトの中身がどんなものなのか、ぜひ保護者の目でも確かめてみてください。

Q2

子どものスマホ(スマートフォン)や携帯電話にはフィルタリングが必要と言われたが、それって何をするもの?

A

子どもにはふさわしくないウェブサイトや使い方が難しいウェブサイトが見えなくなるサービス

アダルト・出会い系・薬物など、子ども向きでない内容のサイトやアプリ、交流サービスなど、知識や経験が必要なサイトやアプリの利用を制限するものです。
「アクセス制限サービス」や「有害サイトブロックサービス」の名前で、どの携帯電話事業者も原則無料で提供しています。携帯電話機側では設定の必要なく、販売店などでの手続きだけで、サービスを受けられるようになります。
通学や外出時の安心のためにお子さんに持たせる携帯電話、スマートフォンには、フィルタリングの設定が基本と考えましょう。なお、出会い系サイトなどからの迷惑メールを防ぐサービスについても、各携帯電話事業者から対策サービスが無料提供されていますので、ぜひ活用したいですね。

Q3

子どもにスマホ(スマートフォン)を持たせるときに気をつけておきたい、携帯電話との違いはどんなこと?

A

インターネットへの接続方法やアプリの利用など、使える機能の違い

スマートフォンでは、無線LAN(Wi-Fi)を経由したインターネット利用や、アプリでいろいろなサービスが利用できるので、専用のフィルタリングが必要です。
iPhoneやAndroidに代表されるスマートフォン。従来の携帯電話の延長にあるもの、ではありません。大きな違いは2つ。1つは無線LAN(Wi-Fi)を経由してインターネットが使えること。家庭内だけでなく、駅やコンビニなど街中にもアクセスポイントがあります。2つ目はアプリというソフトウェアで多くのサービスが利用できることです。実はWi-Fi接続時のインターネット閲覧、アプリともに従来のフィルタリングの対象外です。そのため各携帯電話事業者からは従来のフィルタリングに加えて、スマホ専用のフィルタリングサービスが提供されています。サイトのフィルタリングとアプリのフィルタリングが同じルールで設定できるなど、保護者の負担を減らす工夫がされているほか、アプリやサイトの利用を個別に許可できるカスタマイズ機能も準備されています。なおiPhoneでは保護者自身が端末を設定することでアプリを管理する必要があります。

Q4

いま話題の「無料通話アプリ」、子どもが利用するときに気をつけておくべきことは何?

A

親の目の届かないところでのやり取りができること

「無料通話アプリ」は、第三者の目に触れることなくやりとりができるツールでもあるということに注意が必要です。
「無料通話アプリ」は無料通話やチャット、スタンプなど、メールとはちょっと違った交流が楽しめることで大人気。「LINE」などは、友人同士や家族間での利用も盛んな便利なツールです。
しかし簡単に利用が始められる気楽さから、子どもたちは直接の友だちだけでなく、ネットで知り合った”友だち”とも警戒心なくIDの交換などをしてしまいがちです。悪意ある大人と親の目の届かないところでやり取りをすることによる誘い出しや犯罪被害も発生しています。お子さんの身を守るため、利用リスクの理解やコミュニケーションスキルが身につくまでは利用を制限するなどの対処が必要です。

Q5

携帯電話事業者のフィルタリングサービスの内容は誰が決めているの?

A

携帯電話事業者

どんなサイトやアプリをアクセス制限対象とするのか、どうしたら使い勝手がよくなるのか、すべて携帯電話事業者が各社独自に決定しています。
携帯電話・スマホのフィルタリングサービスは、各事業者の設備で運営され、サービスメニューの開発なども各社が独自に行なっています。これは、警察による「違法サイトの取締り」などとは異なり、「直接的に法には触れないが、子どもにはふさわしくない」といった判断は、国などが一律に決めることが難しいとされているためです。
これらのフィルタリングサービスの運営に必要なサイトやアプリの情報は、フィルタリング専門事業者から提供されています。携帯電話向けのフィルタリングサービスおよびNTTドコモとau(KDDI)のスマートフォン向けフィルタリングサービスには、アルプス システム インテグレーション株式会社の開発子会社であるネットスター株式会社から毎日最新のデータを提供しています。

Q6

子どもの「ケータイ・スマホデビュー」、どんな風に使わせ始めるのが良いの?

A

厳しいフィルタリングありで始め、成長に合わせて制限を緩める

本来、インターネットデビューはパソコンからがオススメです。緊急連絡用にケータイ・スマホも持たせる必要があるなら、通話とメールの利用に限定できるようにサイトへのアクセス制限(フィルタリング)サービスの契約は必須。しかも最初は全規制やホワイトリスト方式を選び、カスタマイズ機能などを組み合わせて、部活動の連絡掲示板サイトなど必要なサイトだけに限った利用を認めるところから。
その後、利用リスクについてのお子様の理解や、オンラインでのコミュニケーション能力の発達に合わせて、徐々に利用範囲を拡げたり、緩いフィルタリングサービスに切り替えましょう。スマホを持たせるなら、アプリの管理も不可欠です。
詳しくは、各社のウェブサイトをご覧になるか、販売店などでご相談ください。

Q7

子どもから、使いたいアプリがあるのでフィルタリングを解除してほしいと言われたらどうする?

A

アプリの内容を確認してから、オリジナルルールを設定する

子どもの携帯電話・スマホ利用には必ずフィルタリングを。一番厳しい制限から始めて、次第に緩めていくのが、親子ともに納得できるやり方です。
本来、インターネットデビューはパソコンからがオススメです。緊急連絡用にケータイ・スマホも持たせる必要があるなら、通話とメールの利用に限定できるようにサイトへのアクセス制限(フィルタリング)サービスの契約は必須。しかも最初は全規制やホワイトリスト方式を選び、カスタマイズ機能などを組み合わせて、部活動の連絡掲示板サイトなど必要なサイトだけに限った利用を認めるところから。
その後、利用リスクについてのお子さんの理解や、オンラインでのコミュニケーション能力の発達に合わせて、徐々に利用範囲を拡げたり、緩いフィルタリングサービスに切り替えましょう。スマホを持たせるなら、アプリの管理も不可欠です。
詳しくは、各社のウェブサイトをご覧になるか、販売店などでご相談ください。

子どものケータイ・スマホあんしん講座

http://www.netstar-inc.com/sp/

スマホ版

http://www.netstar-inc.com/sp/smp/index.html