BIZZUTO経費 | 導入事例

新英ホールディングス株式会社

新英ホールディングス株式会社

1契約でグループ各社が利用でき、
会社単位での仕訳データの作成が可能
グループ全体での
経費精算の効率化が実現

中核事業である金属リサイクルや金属収集・運送に加えて、廃棄物処理、介護、質屋、再生医療にまで領域を広げるなど、循環型社会の牽引役として各種ビジネスを展開する新英ホールディングス。同社は、グループ各社が独自性を発揮しつつシナジー効果を、生みだせるようさまざまな施策を実施しており、その一環としてアルプス システム インテグレーション(以下、ALSI)のクラウド型経費精算サービス「BIZUTTO経費」を導入。グループ全体での経費精算の効率化を進めようとしています。

写真:新英ホールディングス株式会社 経営企画部  部長 加藤 敦也 氏/財務経理部  部長 伊藤 正宏 氏
新英ホールディングス株式会社
経営企画部 部長 加藤 敦也 氏/財務経理部 部長 伊藤 正宏 氏

1契約でグループ各社が利用でき、
会社単位で仕訳データの作成ができる
システムが欲しい

今回の導入の背景についてお聞かせください。

(伊藤氏)新英グループは、新規事業の立ち上げやM&Aなどを通じてビジネスの拡大を図り、今日では国内12社・海外4社を有する企業グループに成長しました。しかしその反面、会社によってシステムの種類や承認ルールがまちまちで、ホールディングス側による一元的な管理が困難という課題が新たに浮上してきたのです。

(加藤氏)経費精算システムについても、以前は親会社が契約を行い、子会社は親会社の一部門という設定で運用していました。そのため、会社単位での仕訳データの出力ができず、出力されたデータを自前の変換プログラムで各社のデータに分割していたのです。しかし、グループの成長に伴い新しく会社がグループ入りしてくると、運用でカバーするのが難しくなってきました。かといって、グループ各社が独自に経費精算システムを導入するというのも、ユーザーが数人の小さな規模の会社もあるため、費用対効果の点で好ましくありません。そこで、かねてより1契約でグループ各社が利用でき、会社単位でのデータ出力が可能な経費精算システムを探していました。そんな時に希望条件に合った機能を持つBIZUTTO経費に出会いました。

以前はどのように経費精算を行っていたのでしょうか。

(伊藤氏)ホールディングスの設立までは、経費精算に限らず事務作業の多くを紙で処理するのが一般的で、システムを利用していたのは一部のみでした。その後、加藤の主導のもと、グループ全体が積極的にDXへ取り組むようになったおかげで、さまざまなシステムを利 用する体制ができました。BIZUTTO経費の導入もその一環です。


長らく求めていた製品を遂に発見、
トライアル中の手厚いサポートを高く評価し
採用を決断

BIZUTTO経費を採用した理由をお聞かせください。

(加藤氏)私も経理システム関連の展示会へ積極的に足を運び、情報収集に努めていたのですが、グループ会社管理など当社の要件に合うものは見当たらず頭を抱えていました。それが2023年2月に名古屋で開催された展示会で、財務経理部のメンバーがたまたまBIZUTTO経費のブースに立ち寄り、「こんな製品がありますよ」と教えてくれたのです。それまでいくら探しても見つからなかったので、話を聞いたときも半信半疑だったのですが、詳しく調べてみたところ、まさに求めていたシステムであることがわかり、さっそくトライアルを申し込みました。

トライアル中に何かご苦労はありましたか。

(加藤氏)2023年の5月から8月にかけてトライアルを実施したのですが、それまで他の経費精算システムを使ってきた経験もあることから、すぐに運用できると考えていました。ところが、使い慣れたシステムとは操作体系などが異なることもあり、設定に意外と手間取って頭を抱えたのですが、結果的にALSIのサポートにより解決することができました。契約前にも関わらず、Web会議で丁寧に説明してくれたり、当社専用の設定マニュアルを作ってもらったりと手厚くサポートしていただき、とても助かりました。そうした経緯もあってコツをつかむことができ、2社目以降はスムーズに設定することができました。

また、トライアル中に必要な機能について要望を出したところ、バージョンアップの際に追加してもらえたのは嬉しかったですね。こうした対応のスピード感に驚くとともに、ユーザー志向の開発体制にも期待が持てると感じ、9月に正式な採用を決めました。


効果はこれから、低コストでの運用と
システム管理の統一に期待

今回の導入により、どのような効果が得られたのでしょうか。

(加藤氏)現時点では運用を始めたばかりなので効果はこれからですが、次の2点を期待しています。

①低コストでの運用

当グループの国内12社のうち10社がBIZUTTO経費を利用する予定ですが、グループ全体で必要なアカウント数は約50です。単純に割れば1社当たりの月額利用料は5000円程度ですから、低コストでの運用が期待できます。

正直に言えば、経費精算システムの導入に否定的な意見を持つ会社もありました。しかし、予想以上に廉価な上、ホールディングス側で全額負担するという方針を示したことで、各社の経営層からは「各社の追加負担なしで利用できるなら」と賛同してもらえました。これにより、トップダウンで導入が進んだのは大きなポイントだと思います。

②システム管理の統一

グループ各社が独自に経費精算システムを導入した場合、運営や管理の方法をホールディングス側で把握・管理するのは困難です。この点、BIZUTTO経費を導入したことで、システム管理者は同一のアカウントで一元的に管理でき、各社のニーズに合わせたきめ細かな設定も可能になりました。このように経費精算システムをグループ全体で統一することで、システムの運用面でも業務の効率化を期待しています。


会社の枠を越えた経理担当者の
情報共有コミュニティを創設したい

今後の展望についてお聞かせください。

(加藤氏)現在、月に数社ずつのペースで導入作業を進めており、2024年末までには国内10社で運用を開始する計画です。今後は、以前から使っているチャットツールを活用し、経理担当者が社内外にシステムの使い方の情報発信や悩みの相談をできるようにしたいですね。というのも、BIZUTTO経費は運用やコストの面で非常に魅力的なシステムですが、既存ユーザーの生の声を知る機会があれば、より導入もスムーズになるかと思います。そこで、当社の取り組みを皆さんにお伝えできる「場」がほしいと考えています。

私たちのようなホールディング会社の経理部門は、自社だけでなく、グループ全体の経理業務を見渡して方針を示すという役割が期待されています。そこで、こうした会社の経理担当者の方々が、会社の枠を越えて横につながり、最新の動向について情報共有を図ったり、同じ悩みを持つ者同士で意見交換したりでき、人脈も広げられる情報共有コミュニティを創設したいと前向きに検討しています。ALSIにはそうした面でもご協力いただけると幸いです。


新英ホールディングス株式会社

https://www.shineikinzoku.co.jp

所在地:愛知県安城市住吉町2-1-1

「世の中が必要としていることに積極的に取り組んでいこう」という創業精神のもと、金属リサイクル企業として設立。現在は、総合リサイクル企業グループの牽引役としてさまざまな事業を展開しており、リサイクル業の枠を超えて、地球環境や社会が抱える課題の解決を目指しています。「毎日が、宝探し。」を企業理念に、グループ各社が独自性を発揮するだけでなく、固定観念にとらわれない分野への挑戦も視野に入れて、企業価値の向上に努めるとともに、社会全体の発展に貢献していきます。

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