コラム

サイバーセキュリティ対策

従来のオンプレミス型ログ管理ツールからクラウド型SIEMへステップアップすべき理由とは?

昨今、企業のセキュリティ対策は、経済産業省による「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」の改訂や、
各業界が独自に推進するセキュリティ評価制度の導入により、一定レベルのセキュリティ成熟度が求められる時代になりました。

これまで多くの日本企業は、「従来のオンプレミス型ログ管理ツール」を導入してきました。
一方従来型ツールの運用の限界をにじませる企業が増えています。

本記事では、従来のオンプレミス型ログ管理ツールが直面する課題を整理し、
それに対応するために不可欠な「クラウド型SIEM」の有効性と、Sumo Logicの圧倒的な優位性について詳説します。

従来のオンプレミス型ログ管理ツールが抱える「3つの限界」

「従来のオンプレミス型ログ管理ツール」でActive Directoryやファイルサーバーの操作履歴を記録し、内部統制や監査対応を行うことには「3つの限界」があります。

1.インフラ維持と「検索パフォーマンス」の限界

オンプレミスシステム運用の最大のネックは、ハードウェアの制約です。テレワークの普及やSaaSの導入により、企業が扱うログの量は数年前とは比較にならないほど爆発的に増加しています。

その結果、「ログサーバーのディスク容量がすぐに逼迫する」「数ヶ月前のログを検索しようとすると、画面が止まったように重くなる」といったインフラ維持の苦労が現場を疲弊させています。

2.単一ログによる可視性の限界

従来型システムは、Active Directoryや特定のファイルサーバーなど、足元のログを深掘りすることには最適化されています。しかし、最近のサイバー攻撃は、クラウド(Microsoft 365AWS/Azure)、EDR、ファイアウォール、ネットワーク機器などを巧妙に踏み台にして侵入します。

それぞれのログが独立したツールにバラバラに保管されている状態では、点の情報を線に繋ぐ「相関分析」ができず、攻撃の全体像を見落とすリスクが高まります。

3.アラートの「見極め」に求められる高い専門性に起因する限界

不審な挙動を検知してアラートを出す機能があっても、そのアラートが「本当に危険な脅威」なのか「通常業務の誤検知」なのかを判断するには、高度なセキュリティ知識が必要です。専門のセキュリティ要員(SOC)を持たない組織では、結局アラートが放置され、ログがただの「事後調査するための保管箱」になってしまいがちです。

ログ管理を「Sumo Logic」へシフトするメリット

こうしたオンプレ型ツールの課題を全方位で解決するのが、クラウドネイティブなSIEMSecurity Information and Event Management)プラットフォームであるSumo Logicです。

従来型システムと比較した際、Sumo Logicは以下の3つの圧倒的な優位性を持っています。

優位性1 : インフラ運用コスト「ゼロ」の完全SaaS型プラットフォーム

Sumo Logicは、マルチテナント方式で提供される純粋なクラウドサービスです。サーバーのパッチ当て、OSの管理、ストレージの容量拡張といった「インフラの維持管理」にかかる工数は文字通りゼロです。

さらに、独自の分散処理アーキテクチャにより、テラバイト級の膨大なデータからでも、必要なログをミリ秒単位で超高速に検索・収集できます。

優位性2 : あらゆるログをリアルタイムに繋ぐ「Cloud SIEM

Sumo Logicは、1,000種類以上のプリセットされたMITRE ATT&CKベースの検知ルールを備えており、オンプレミスのサーバーログから、各種SaaSM365Box等)、クラウドインフラ、セキュリティ製品(EDR/FW)のログまで、あらゆる形式のデータをスキーマレスで統合可能です。

取り込まれたログは自動的に正規化され、バラバラのイベントをリアルタイムに1つの「タイムライン(インサイト)」として集約。これにより、「誰がどこから侵入し、どの権限を奪い、最終的にどのファイルサーバーにアクセスしたか」という攻撃の文脈が一目でわかるようになります。

優位性3 : AIによる運用業務の高度化・平準化

Sumo Logicには、高度なAIアシスタント機能が組み込まれています。

大量のログや複雑なアラートが発生した際、AIがグローバルの知見を使って優先度付けを行い、その背景にある文脈を人間が理解できる言葉で要約して、「次に担当者が行うべきアクション」を具体的に推奨します。これにより、セキュリティの専門知識が浅い情シス担当者であっても、プロのアナリストと同等のスピードと精度で初動対応ができます。

従来のオンプレミス型ログ管理ツール VS Sumo Logic比較表.png

結論:リプレイスか、使い分けによる「共存」か

これまで慣れ親しんだオンプレツールの運用からステップアップを検討する場合、企業には2つの現実的な選択肢があります。

選択肢A:全面的なリプレイス(運用の一本化)

社内のクラウドシフトに合わせてログ管理もすべてSumo Logicへ集約し、インフラ運用の手離れの良さと、高度なセキュリティ監視を同時に手に入れるパターンです。

選択肢B:既存ツールとの「ハイブリッド共存」

既存のオンプレ型ツールが持つ「生のWindowsイベントログを、綺麗で読みやすいフォーマットにデコードする機能」はそのまま活かし、その成形された二次ログをSumo Logicへ転送。Sumo Logic側でクラウドやネットワークのログと横断的に相関分析させる手法です。これにより、Sumo Logicへのデータ転送量を賢く抑えつつ、最先端のSIEM環境を構築できます。

まとめ

ログをただ「義務として保管する」時代は終わりました。これからの時代は、クラウドのパワーとAIを味方につけ、ログを「リアルタイムに自社を守る武器」として活用することが求められています。

また、従来のオンプレミス型ログ管理ツールと、多種多様なログを横断してリアルタイムに相関分析するSIEMは比較することが難しい、異なる目的を持った製品です。

自社のログ管理に少しでも限界を感じている方は、Sumo Logicによる次世代のログ運用を検討してみてはいかがでしょうか。

ご興味ある方は無償トライアルもございますので、お気軽にご相談ください。

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