コラム

システム強化と整備

レガシーシステム脱却への第一歩
~WebPerformerで実現する
段階的モダナイゼーション~

はじめに

DX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性が叫ばれる中、多くの企業が業務改革やデータ活用に取り組んでいます。
しかし、その一方で「既存システムを刷新したいが、リスクもコストも大きすぎる」「ローコード開発ツールを導入したものの、想定以上に開発コストが膨らんでしまった」「レガシーシステムが足かせとなり、新しい取り組みが進まない」
といった悩みを抱える企業も少なくありません。
老朽化したレガシーシステムは、保守運用コストの増大や属人化を招くだけでなく、企業の競争力やDX推進のスピードを低下させる要因にもなっています。

特に多くの企業が直面しているのが、次のような課題です。


・老朽化したレガシーシステムの維持
・システム改修のたびに発生する高額なコスト
・一括刷新に伴う業務停止やプロジェクト失敗のリスク


こうした課題に対し、必ずしも大規模なシステム刷新が最適解とは限りません。
本記事では、レガシーシステムがDX推進に与える影響を整理しながら、脱却への第一歩となる「段階的モダナイゼーション」の考え方と、ローコード開発ツール「WebPerformer」を活用した実践方法を解説します。

段階的モダナイゼーションとは:システムや業務を一度に全面刷新するのではなく既存資産を活かしながら、必要な部分から計画的に刷新を進める手法です。

1. レガシーシステムはDX推進を難しくさせる

レガシーシステムとは、長年運用されてきた老朽化したシステムや、ブラックボックス化した業務システムを指します。
多くの企業では、以下のような課題が発生しています。

①システム改修に時間とコストがかかる
 新たな業務要件が発生しても、システム構造が複雑化しているため改修が容易ではありません。

② 属人化が進んでいる
 開発当時の担当者が異動・退職し、仕様を理解する人材が限られているケースも少なくありません。

③データが分散している
 部門ごとにシステムが乱立し、Excelや紙を含めた個別管理が続いているため、全社的なデータ活用が進みません。

④DX推進のスピードが上がらない
 業務改善の要望が出ても、システム開発がボトルネックとなり、変化に迅速な対応ができません。

つまり、レガシーシステムは維持・運用に多くのリソースを消費し、企業のDX推進を阻害する大きな要因となっているのです。

2. 「全面刷新」が必ずしも正解ではない

レガシーシステムの課題に対し「システムを一気に作り直す」というアプローチを取る企業も少なくありません。
しかし大規模なシステム刷新には、次のような課題が伴います。

・開発期間が長期化する
・要件変更による遅延が発生しやすい
・予算超過のリスクが高い
・業務を停止できない
・現場が新しいシステムに適応しきれない

その結果
「予定より時間とコストがかかった」
「期待した効果が得られなかった」
「一部しか活用されないシステムになってしまった」

このように計画の見直しが必要になったり、期待した効果が得られないというようなケースも少なくありません。
大規模なシステム刷新は一度に全てを行うのではなく、
優先度の高い業務から段階的にモダナイズ(刷新)するアプローチ方法があります。

さらに最近では、ローコード開発ツールを活用したシステム刷新においても

・想定以上に開発コストが増加する
・業務要件の拡大にツールが対応できなくなる
・結果として再構築が必要になる

といった問題が発生するケースがあります。

そのために重要なのは、「ローコードを導入すること」ではなく、将来的な拡張や運用まで見据えた開発基盤を選択することです。


3. 「段階的モダナイゼーション」という選択肢

解決策の提案の一つとして段階的モダナイゼーション(段階的刷新)があります。
これは、システムを一度に作り直すのではなく、優先度の高い業務や必要な部分から少しずつ段階的に刷新していく方法でリスクを抑えながら刷新ができます。


・業務単位でスモールスタート
まずは紙やExcelで運用している業務、あるいは老朽化したサブシステムから刷新を開始できます。
例えば、
申請・承認業務
顧客管理
設備管理
在庫管理
マスタ管理
などの領域から段階的に置き換えることで、リスクを抑えながらモダナイゼーションを実現できます。

・既存システムとの連携が可能
すべてを作り直す必要はありません。既存の基幹システムやERPと連携しながら、新しい業務アプリケーションを構築できるため、現在の資産を活かしたシステム刷新が可能です。


4. 「段階的モダナイゼーション」のメリット

メリット①:リスクを抑えながら進められる

全面刷新では、開発の長期化や要件変更、運用開始後のトラブルなどのリスクが伴います。
段階的モダナイゼーションであれば、小規模な領域から着手し、効果や課題を確認しながら次のステップへ進めるため、プロジェクト失敗のリスクを抑えられます。

・手戻りや課題が発生した場合の影響範囲を抑えやすい
・段階ごとに検証しながら進められる

メリット②:投資対効果を確認しながら進められる

システムを一括で刷新する場合、多額の初期投資が必要になります。
一方で段階的モダナイゼーションは、必要な領域から順次投資を行うため、予算計画を立てやすく、投資対効果を確認しながら進めることができます。

・初期投資を段階的に配分しやすい
・効果を見ながら段階的に拡張可能
・投資対効果を可視化しやすい

メリット③:現場に定着しやすい

システムの大幅な変更は、利用部門にとって大きな負担となります。
段階的に移行を進めることで、現場は新しい業務プロセスに少しずつ慣れることができシステム定着率の向上につながります。

・徐々に移行するため混乱が少ない
・業務への影響を抑えながら進めやすい

つまり、「段階的モダナイゼーション」は、
事業への影響を抑えながらレガシーシステム脱却とDX推進を両立できる現実的なアプローチの1つです。


5. 「段階的モダナイゼーション」を実現できるツールとは

段階的モダナイゼーションを成功させるためには、単に開発スピードが速いだけでは不十分です。
特に重要なのは、次のような要件を満たしていることです。

・既存システムと連携できること
・将来的な業務拡張に対応できること
・長期運用・保守に耐えられること

しかし実際には、ローコード開発ツールにもそれぞれ得意領域があります。
例えば、手軽にアプリを作成できるツールは短期間で導入できる反面、複雑な業務要件や大規模運用への対応に課題が生じる場合があります。一方で、高機能な開発プラットフォームは柔軟性に優れるものの、導入・運用に高度なスキルやコストが必要となるケースもあります。

そのため、段階的モダナイゼーションを進めるためには、既存システムとの連携性や将来的な拡張性などを踏まえたツール選定が重要です。


6. 「段階的モダナイゼーション」に最適なツール「WebPerformer」

WebPerformerは段階的モダナイゼーションを実現するための要件を備えたローコード開発ツールです。
WebPerformerには、以下のような特長があります。

① 既存システムと共存できる
・既存システムを残しながら部分的な置き換えが可能
・新旧システムを併用しながら移行ができる

 ▶リスクを抑えながら移行できる

② 自動生成により迅速な開発改修が可能
・設計変更を素早く反映
・小さく作って改善を繰り返せる
・継続的なバージョンアップや機能拡張を行いやすい

 ▶スモールスタートによる継続的な改善

③ 本格開発に対応できる拡張性
・Javaベースで柔軟に拡張
・複雑な業務ロジックにも対応

 ▶将来的な業務拡張にも対応しやすい

④ 長期運用を前提とした設計
・保守しやすい
・属人化の抑制
・運用・保守負荷の軽減に貢献

 ▶継続的なシステム活用を支援

⑤ コストを予測しやすいライセンス体系
 ・開発者向けライセンス体系
 ・利用ユーザー数増加によるコスト増を抑制
 ・将来的な展開計画を立てやすい

 ▶「作って終わり」にならない長期的なシステム投資を計画しやすい

つまりWebPerformerは、既存資産を活かしながら小さく始めて段階的に拡張できる、モダナイゼーションに適したローコード開発ツールです。また、段階的モダナイゼーションを成功させるためには、ツールだけでなく適切な計画策定や導入・運用支援も重要です。


7. こんな企業におすすめ

もし次のような課題やお悩みをお持ちであれば、WebPerformerを活用した段階的モダナイゼーションが有効です。

・レガシーシステムの老朽化や保守負担に課題を感じている
・システムを刷新したいが、一括リプレースのリスクやコストが不安
・既存資産を活かしながら段階的にDXを推進したい
・Excelや紙業務をシステム化し、業務効率を向上させたい
・将来的な業務拡張にも対応できる仕組みを構築したい
・内製化を進めながら継続的な業務改善を実現したい

一度にすべてを変えるのではなく、小さく始めて着実に成果を積み重ねることで、無理のないシステム刷新とDX推進を実現できます。


8. まとめ

DX推進の必要性が高まる中、多くの企業がレガシーシステムの老朽化や保守負担、一括刷新のリスクといった課題を抱えています。
しかし、システム刷新において重要なのは、必ずしも「すべてを一度に変えること」ではありません。
重要なのは、「一気に変える」ことではなく、「確実に前へ進める」ことです。

もし、
・システム刷新の必要性は感じているが、なかなか踏み切れない
・一括リプレースのリスクやコストに不安がある
・ローコード導入を検討している、または過去に期待した成果が得られなかった
・長期的に活用できるシステム基盤を構築したい

とお考えであれば、一度「システムをどう作るか」だけでなく、「どのように刷新を進めるか」という視点で検討してみてはいかがでしょうか。


レガシーシステムからの脱却とDX推進の第一歩を支援します。
WebPerformerで、無理のないシステム刷新を始めてみませんか?

WebPerformerの詳細ページはこちら
https://www.alsi.co.jp/solution/system-enhancement/web-performer/

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