アプリケーション分離

HP SureCLick Enterprise

仮想環境への隔離技術で脅威対策

脅威の分離と封じ込めでウイルス感染を防ぐエンドポイントのセキュリティ対策

アプリケーション分離 の技術を核としたネットワーク分離ソリューションです。メール添付やWebからのダウンロードなど"ウイルスの感染リスク"があるファイルに対し、PC内で構築された仮想環境に分離してファイルを開くことで、万が一ファイルがウイルスに感染していたとしても、PCへのウイルス感染を防ぎます。

こんな課題ありませんか?

ヒューマンエラーによるマルウェア感染リスク

従業員が誤って不審なメールの添付ファイルやリンクを開いてしまうことで、マルウェアに感染するケースが後を絶ちません。特に、巧妙化するフィッシング攻撃やBEC(ビジネスメール詐欺)などは、従来の教育や訓練だけでは防ぎきれないことが多く、「開いてしまったら終わり」という状況が企業の大きなリスクとなっています。ファイルやWebページを開いた瞬間にマルウェアが実行され、PC本体や社内ネットワークに深刻な被害を与える可能性があるため、従業員の一瞬の判断ミスが重大なセキュリティインシデントにつながります。

ゼロデイ攻撃や未知の脅威への対応が不安

企業で使っているエンドポイントの端末は、日々進化するサイバー攻撃の脅威にさらされています。特にゼロデイ攻撃や未知のマルウェアは、従来のアンチウイルスでは検知が困難であり、防御が間に合わないケースも少なくありません。これらの攻撃は、正規のファイルやWebページを装って侵入しユーザーの操作によって実行されるため、気づかないうちに感染が広がるリスクがあります。一度侵入を許すと、情報漏洩や業務停止など重大な被害につながる可能性があり、企業にとって深刻な課題となっています。

製品・サービス概要

隔離技術で脅威を防ぐアプリケーション分離セキュリティ

外部から入手するさまざまなデータ(Officeファイル、PDF、Webブラウザ、USBメモリなど)をマイクロVM(仮想環境)で隔離して実行することで、マルウェア感染を防ぐエンドポイントセキュリティサービスです。仮に危険なリンクや添付ファイルを開いても、マイクロMV内で隔離されているためPC本体へのウイルス感染を防ぎます。また、ユーザーの操作を妨げずに保護できるため、IT部門の負担も軽減されます。クラウドまたはオンプレミスで導入可能で、お客様の環境にあった形態を選んで導入が可能です。

HP Sure Click Enterprise 概要

機能・特長

アプリケーション毎に仮想環境を構築

ブラウザのタブやファイルに対して、毎回異なる仮想環境を生成します。操作が終わると同時にMicroVMごと消去されるため、マルウェアの侵入があっても社内ネットワークに影響はありません。内部で作成したファイルや信頼されているドメインからのファイルは通常どおり実行します。

HP Sure Click Enterprise 特長①

セキュアでありながら快適な操作性

メールの添付ファイル、Webブラウザ、ダウンロードしたファイルなどは、通常のPC画面と同じ感覚で扱うことができ、ユーザーは特別な操作を意識する必要がありません。「ライブビュー」機能を使えば、現在どのファイルやWebページがどのマイクロMVで動作しているかをリアルタイムで確認することができます。

HP Sure Click Enterprise 特長②

必要なログだけを収集するスマートな脅威検知

マイクロMVで脅威となる可能性がある動作が発生した場合のみ、その動作を記録・分析し、リアルタイムに管理サーバーに送信します。マルウェアが疑われるアプリケーションログのみを収集するため、ログ分析型EDRと比較しても保管ログの量が少なく解析も容易になります。

HP Sure Click Enterprise 特長③

InterSafe FileTransporterと組み合わせて
分離ネットワーク環境でのファイル授受の安全性を向上

ALSIが提供するネットワーク分離環境で安全なファイル転送を可能とするソリューション「InterSafe FileTransporter」と、ファイル無害化オプション「InterSafe FileSanitizer Powered by OPSWAT」を組み合わせて利用できます。ネットワーク分離(基幹系とインターネット接続系のネットワークを切り離す手法)が求められる自治体・教育機関・金融機関・医療機関・製造業などで、インターネット接続系ネットワークからダウンロードしたファイルを隔離・保存後、ファイルを自動で無害化し、基幹系ネットワークへ転送できるようになるため、安全かつ利便性の高いファイル授受が可能になります。

HPSCEとISFT

期待できる効果

ウイルスに侵入されても業務を止めないセキュリティ環境を構築

HP Sure Click Enterpriseはアプリケーションが実行される毎にマイクロMVが生成するため、万が一ウイルスが動作してもOSには影響を与えず、ファイルを閉じることで脅威を完全に排除できます。また、OSと仮想環境でネットワーク設定を分離できるため、端末内で安全な通信経路を確保可能です。さらに、ユーザーの操作に影響を与えずに脅威を封じ込めることで、業務の継続性を維持しながらセキュリティを強化でき、IT部門の対応負荷や復旧コストの削減にもつながります。

HP Sure Click Enterprise で実現できること

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