次世代グローバル製造実行システム

MES(Apriso)導入支援サービス

デジタル化の推進から製造DXの実現まで

現場に寄り添ったDELMIA Apriso導入支援

グローバル化の加速や顧客ニーズの多様化など、今、製造業は変化への対応力が問われています。タイムリーかつ精度の高い製造現場の情報を把握し、生産性の向上と高度な経営判断を両立する。そのためには製造現場のデジタル化が重要です。ALSIはMES(製造実行システム)の「DELMIA Apriso」導入を通じて製造DXをサポート。アルプスアルパインのグループ会社ならではの現場に寄り添った知見・ノウハウは、特に組立製造のお客様からご評価をいただいています。

ERPでの製造現場の管理がもたらす5つの課題

MESの導入をご検討されているお客様は、今現在、製造工程に特化した情報の統合管理に課題のある会社も多いかと思います。ERPに代表される基幹システムや生産計画を立案する生産管理システムなどを通じて、製造工程を管理・把握しているのではないでしょうか。そうした企業が直面する主な課題をご紹介します。

ERPのデータ管理では情物が一致しない。在庫の制度を高めたい。例)製造現場と計画・管理部門の認識の不一致
企画原価から作業時間、加工費、製造ロスまで。製造原価を正確に把握したい。例)報告を製品群ごとにおこなうため、一部製造原価どおりではない製品があっても計画・管理部門が気付かない
トレーサビリティの管理をより細やかに行いたい。問題発生時の影響度を把握したい。例)品質問題が発生した製品、どの工場で作った?どこから納品した部品?同じ部品を使った製品は?
現場は改善を重ねているが、システムは古いまま。最適化がされていない。例)今の現場に適したシステムではないため計算結果の出力が遅い、メンテナンスが複雑、使い勝手が悪い
品質データは記録されているが、工場や工程ごとに手法が異なり活用できない。例)データ傾向から分析したいのに、データをまとめるところから始める必要がある

製品・サービス概要

次世代グローバルMES「DELMIA Apriso」

DELMIA Apriso(以降、Apriso)は、従来型の製造実行システム(MES)の枠組みを超えた次世代グローバルMESです。製造工程の管理だけでなく、在庫・品質・保守管理・従業員のオペレーションまで、製造や物流のサプライチェーンに含まれるあらゆる業務を管理できます。各地の工場や取引先、サプライヤーなどをグローバル視点で連携し、ものづくり全体のパフォーマンスを把握できるソリューションです。

機能・特長

幅広い製造業務を統合的に管理

Aprisoは、製造・倉庫・品質・保守・従業員を管理する機能をモジュールベースでご提供します。一つの工場のみならず、複数拠点の製造業務領域を幅広く、統合的に管理することが可能です。

企業全体の製造オペレーションを統合管理(製造管理 → 倉庫管理 → 品質管理 → 保守管理 → 従業員管理

国際標準規格に準拠した、3つの機能

Aprisoは、次世代製造オペレーション管理(MOM: Manufacturing Operations Management) プラットフォームです。国際標準規格に準拠することで、安価かつ短期間での実装が可能なモジュールベースでありながら、3つの機能をご提供します。

Aprisoの位置づけ ANSI/ISA-95の国際標準モデル、そのレベル3の全業領域を統合環境で提供 計画・管理層、実行管理、制御層のうち実行管理(オペレーション実行管理層)において 1. グローバルな製造管理の実現 2. 従来のMESを超えた広い適用範囲 3. 柔軟で効率的な開発プラットフォーム

海外を含めた複数拠点の製造管理が可能

Aprisoにはグローバルな製造オペレーションを適切に行えるように、さまざまなソリューションを搭載しています。たとえば、KPI管理では、タイムリーかつ正確で効果的なレポート機能の基盤を提供し、製造に特化したレポート・分析が可能です。トレーサビリティの管理も同様に、取引先納品から工場生産、製品物流、顧客納品を紐付け管理し、5M(Man, Machine, Material, Measure, Method)データを長期保管できます。

KPI管理:MES(工場ごとのマルチインスタンス)をDWH(データウェアハウス、1インスタンス)で統括し、グローバルトレーサビリティやBIレポート・データ分析を提供

トレーサビリティ:MES+ERPで工場トレースから物流トレースまで

柔軟な開発プラットフォーム

一般的なMESパッケージとスクラッチ開発を前提としたカスタムシステムの、双方の良さを備えているのが、Aprisoです。部門固有のMESプロセスを標準化、それを維持して構築し、顧客要件、製造工程の変化に柔軟に対応します。

一般的なMESパッケージの長所:比較的安価、提供元による運用支援 短所:パッケージの制約に現場を合わせる必要、カスタマイズが高額 カスタムシステムの長所:現場に合わせた柔軟なシステム構築 短所:カスタムに合わせた保全・運用の必要、拡張性にネック

期待できる効果

DELMIA Apriso×ALSIならではの解決策 グローバルテンプレート

ALSIのApriso導入支援で大切だと考えているのが、2つの標準化を組み込むことです。まず、グローバル規模で業務プロセスを見直しを行い、「業務の標準化」を実施します。次に、業務の標準化をベースに求められるシステム機能を開発することで「システムの標準化」を実行。グローバルテンプレートを各地の拠点に展開していく中で、法的要件や商習慣などのギャップが生じますが、これらは拠点ごとの開発で対応します。ここでは、このグローバルテンプレートを活用することで、ALSIが携わったお客様がApriso導入で実現した効果をご紹介します。

DELMIA Aprisoが選ばれる理由

製造工程の情報を統合管理できるAprisoなら、基幹システムなどの管理と異なり、現場が扱っているより細かいデータをリアルタイムに把握できます。複数拠点のデータも手間なく集約・可視化でき、基幹システムへ連携。経営情報につなぎ、継続的な業務改善や迅速な経営戦略の立案をサポートします。それこそが、グローバルにものづくりを行う企業にAprisoが選ばれる理由です。

ALSIのDELMIA Apriso導入支援 ~コンサルティングから設計・開発、導入支援まで~

ALSIはApriso導入に向けた、コンサルティングから設計、開発、導入、運用、保守までワンストップでご提供します。課題のヒアリングを通じてお客様の本質的なニーズを把握した上で、設計・開発、製造現場での導入支援まで一気通貫で担当。お客様にしっかりと寄り添ったサービスを追求しています。

ALSIが「組立製造」の導入支援に強い理由

アルプスアルパイングループの会社であるALSIは、組立製造の現場を有する立場でApriso導入を経験しました。ユーザー目線でAprisoの魅力や優位性を深く理解し、なおかつ、具体的にどんな課題を抱えていたのかという実感を得ています。製造業の現場は、一つとして同じ現場はないからこそ、私たちはALSIならではの知見・ノウハウを駆使し、お客様の想いにまで伴走できるApriso導入をサポートします。

理由1組立製造の現場における豊富な経験とノウハウ

MESは、製造業の根幹といえる製造現場に寄り添ったシステムです。導入パートナーの製造現場への理解度は、MES導入のクオリティに直結します。ALSIは、アルプスアルパイングループの会社として製造現場を有していることが強みです。現場感覚を備えた技術者がその経験・ノウハウを活かすだけでなく、お客様の現場を尊重し、一緒に悩み、一緒に解決策を模索することで、より良いApriso導入を支援します。

理由2グローバル展開の豊富な経験

私たちALSIは、Aprisoの海外展開において豊富な経験と実績を有しています。たとえば、Apriso導入をきっかけにした、世界各地の製造拠点の統合管理。その実現には、グローバル規模で業務プロセスを見直して標準化を行い、それらをベースに必要なシステム機能を見定める必要があります。ALSIは海外のグループ企業と迅速な連携が可能であり、海外拠点の展開も大きく貢献します。
中国・ASEAN、欧米など、さまざまな地域での導入実績があります。

理由3国内有数の技術者数

100人以上のApriso技術者がALSIに存在していることも、私たちならではの強みです。それぞれが多様なApriso導入プロジェクトを経験し技術やノウハウを蓄積しているため、提案の幅広さに活かされています。また、アサインできる人数の多さが、柔軟な開発体制を実現。たとえば、複数拠点の展開を実現できるフォーメーションを組むことができる。そうした考え方で短納期を実現でき、さらに工期短縮によるコストメリットも得られます。

プレスリリース・
お知らせ