α‘モデルの構成事例 LGWANのセキュリティを強化し、クラウドサービスを安全に活用する方法
自治体のネットワークは従来、三層分離モデルが採用されており、その中でも約9割の自治体でαモデルが採用されています。ネットワークを物理的に分離するαモデルはセキュリティ強化という利点がある一方、端末が物理的に分けられることによる利便性の低さや、LGWAN端末からクラウドサービスに直接接続できないことによる効率の低さが課題となっていました。そこで2024年10月に自治体ガイドラインで新たに規定されたのが「α’モデル」です。本書では、2025年3月に改定されたガイドラインの内容も押さえたα‘モデルの構成を解説し、具体的なセキュリティ対策の構成事例を解説します。