導入事例

KDDI株式会社

ネットスターのURLリストで、青少年保護を目的としたフィルタリングサービスを実現。

KDDI株式会社ではブラックリスト方式のフィルタリングサービス「EZ安心アクセスサービス特定カテゴリ制限コース」に、ネットスターのURLリストを採用。広範な一般サイトへのアクセスを可能にする一方、悪質サイトや出会い系、アダルト、掲示板など特定のカテゴリに分類されたサイトをシャットアウトすることで、青少年が安全かつ快適に携帯サイトを活用できる環境を整備した。
コンシューマ商品企画本部
ネットワークサービス企画部
モバイルネットサービスグループ
リーダー 担当部長 松原理氏
課長補佐 小林大介氏

社会的要請に応えて
フィルタリングサービスをスタート

導入の経緯についてお聞かせください。

ご家庭内でお子さんとよく話し合っていただき、最適なフィルタを選んでいただきたいと語る松原理氏。(コンシューマ商品企画本部 ネットワークサービス企画部 モバイルネットサービスグループリーダー 担当部長)

この数年、詐欺まがいの悪質サイトや出会い系サイト、掲示板など、青少年への危険性や悪影響が懸念される携帯サイトが増加しています。携帯電話業界大手のKDDI株式会社(以降、KDDI)では、こうした問題への対応策として2006年からホワイトリスト方式のフィルタリングサービス「EZ安心アクセスサービス接続先限定コース」を提供してきました。同サービスは青少年に適切と判断される認定携帯サイトのみに接続先を絞り込んだもので、保護者が携帯電話を安心して青少年に託せる環境を整備するサービスといえます。

しかし、同サービスでは認定サイト内のホワイトリストという性質上、接続先が大幅に限定されることから、一般の携帯サイトについて特定のカテゴリに分類されたサイトだけを規制する、新たなブラックリスト方式のフィルタリングサービス導入へと動き出しました。


豊富な実績とURLリストの目視確認を評価して
ネットスターを選択

評価のポイントはどこにありましたか。

お客様のリテラシが上がればあがるほど、フィルタリングサービスへの要求も増えると考え、比較検討を重ねました。最終的に、膨大な一般サイトを対象にしながらも、目視確認によるURLリストの品質に定評のあるネットスターを選びました。選定の決め手は、サイトの分類がグレーゾーンも含めて非常に難しい中、偏りなく正確に分類できる点と、実績の豊富さです。


サービスを支える
大規模なシステム基盤を整備

システム構築の規模と特徴についてお聞かせください。

多くのお客様を収容し、規模の大きさからシステム構築には相当の時間とコストがかかりました。およそ750万人の国内就学児童生徒数を想定し、インターネット接続ポータルサービスの変更、フィルタリングサーバ導入、URLリスト取得のための接続部分の開発など、多岐にわたる作業を行いました。2010年に「EZ安心アクセスサービス特定カテゴリ制限コース」として提供を開始し、契約ユーザは従来のコースに加え、新たな選択肢を得ました。


ビジネスユーザからも注目される
フィルタリングサービス

利用者増と社会的意義についてお聞かせください。

満を持して開始された「EZ安心アクセスサービス特定カテゴリ制限コース」の運用は順調で、利用者も想定通り増加しています。青少年の携帯サイト問題の多発により、フィルタリングがメディアで取り上げられ、話題になったことも追い風となっています。弊社ではこれらのサービスを無償で提供し、社会的責任を果たすとともに、将来的にはビジネス向けのフィルタリングサービスの追加も視野に入れています。

【業界初】携帯サイト専用URL収集チームが支える高いURLリスト品質

フィルタリング精度を維持向上するために、ネットスターでは携帯サイトのURLを収集分類する専用のチームを運用している。モニター用携帯電話を多数配置した収集センターでは、常駐の専門スタッフが目視確認でサイトを分類。日々URLリストを更新することで、短期間で出現と消失を繰り返す出会い系やアダルトサイトに対する高精度のフィルタリングを実現している。

KDDI株式会社

所在地:非公開

auブランドで知られる移動通信事業から、ブロードバンドを中心にした固定通信事業、そして、コンテンツ・メディアビジネスまでを幅広く網羅した、国内屈指の規模を誇る情報通信のグループ企業。連結ベースで社員数は15,000名を超える。携帯電話市場では、つねに新しいサービスと斬新な端末の投入で業界をリードしており、現在の国内契約者数は3 千万人に肉薄している。

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