官公庁 | 導入事例
「長崎県庁では、全6,000端末にInterSafe WebFilterを導入し、
セキュリティと業務効率の両方を実現しています」
長崎県庁では、アルプス システム インテグレーション(ALSI)の4年連続シェアNo.1※国産Webフィルタリングソフト「InterSafe WebFilter」を導入、活用している。そこで、導入の経緯について詳しく伺った。
※ 株式会社富士キメラ総研 「2007パッケージソリューション マーケティング便覧」
- 長崎県庁
長崎県庁はALSI製品を
どのように活用しているか
長崎県庁では、ALSI製品をどのようにご活用いただいておりますか。
長崎県庁では、2007年1月にALSI のWebフィルタリングソフト「InterSafe WebFilter」を導入、現在、本庁における全6,000端末にフィルタリングを施し、悪質サイトからネットワークを守ると同時に、情報漏洩対策と不適切なサイトへのアクセス管理に活用しています。
今回、InterSafe WebFilterを導入したきっかけを教えてください。
長崎県庁がWebフィルタリングを開始したのは2002年のプロキシサーバー導入がきっかけでした。庁舎内でのインターネット利用においては何らかの制限をかけるべきであるという考えから、ある海外製品を導入しました。 しかしその製品は、不適切なサイトの規制において海外サイトに対しては強いものの、日本語サイトのURL規制に漏れが生じていました。また、フィルタリングの設定をその都度サーバーから行わなければならないなど、管理側の負荷が大きいものでした。
そこで、プロキシサーバーの償却のタイミングで、課内で協議、ゼロベースでフィルタリングソフトを選定し直すことになりました。2006年10月のことです。
長崎県庁はALSI製品を
フィルタリングソフトの要件
長崎県庁におけるフィルタリングソフトの選定の要件を教えてください。
フィルタリングソフトに求める要件以下3点です。
1. 「日本語サイトのフィルタリング精度が高いこと」
2. 「シェアが高い、つまり多くの人に認められた製品であること」
3. 「設定、管理がしやすいこと」
この要件で情報を集め、3製品に絞り、検討を行いました。
まず厳しく
~長崎県庁InterSafe WebFilter運用のポリシー
次にInterSafe WebFilterの運用についてお聞きしたく思います。まず、長崎県庁では、どのようなポリシーでアクセスコントロールを行っていますか。
全体の方向性として、「最初は厳しく、その後業務の実情に応じて解放していく」やり方と、「最初にゆるくして後に規制を加えていく」という二つのやり方が考えられました。課内での協議の結果、最初に厳しくしたほうが、より抜け漏れを防げると考え、前者を選びました。
そこでまず最初に「官公庁基本パターン」を設定、解除申請窓口のアドレスを設け、職員からの問い合わせの対応が始まりました。しかし、県庁の業務は、他の官公庁と比べ、業務内容が広範囲に渡ります。運用開始直後は職員からの解除申請の対応に追われました。
具体的な例があれば教えてください。
例えば、「飲酒」「アルコール製品」などは、官公庁の基本パターンでは規制されるカテゴリです。しかし、長崎の特産物を扱っている課では、地酒の情報などを確認しなければなりませんので、カテゴリごと解放しました。同様の理由で「食事・グルメ」カテゴリも解放しました。
また、「タレント・芸能人」のカテゴリも必要ないと思いがちですが、長崎県出身の芸能人を地元のイベントに招聘する場合などは、その芸能人の方のホームページを見ないわけにはいきません。こういったものは、カテゴリではなく、URLごとの解放にしました
解除申請が落ち着くまでにどれぐらい時間がかかりましたか。
約2週間です。今は週に1~2回の申請がある程度です。最初こそ大変でしたが、「最初を厳しくして、必要に応じて確認しながら開けていく」というやり方は、管理のしやすさの観点においても結果的には正解であったと思います。
InterSafe WebFilterの評価点
InterSafe WebFilterをお使いいただいて約1年がたちました。これまでのところの評価をお聞かせください。
InterSafe WebFilterの機能の以下のような点を評価しています。
1. 「当初の期待通り、フィルタリングの精度が高い」
アップされて間もない新しいサイトであっても漏れなく規制してくれる。
2. 「設定の内容が、即座に反映される」
以前の製品では設定を反映するには再起動が必要でした。しかしInterSafe WebFilterならPC画面上の簡単な操作でリアルタイムに反映するので余分な業務が発生しません。
3. 「画面表示がわかりやすく親切」
URLが規制により表示されない時には、何のカテゴリだから表示されないのか、日本語でわかりやすく表示されます。旧製品も表示はされていましたが、英語でした。
4. 「広告表示も止めてくれる」
例えば検索エンジンでも、広告部分に禁止カテゴリがあれば、その部分の広告だけ表示されません。 盲点になりがちなところもカバーする精度は大いに評価に値すると思います。
InterSafe WebFilterの
使いこなし方
InterSafe WebFilterを使う上で何か使いこなしのコツなどございましたらお聞かせください。
部署ごと、課ごと、あるいは業務内容ごとに細かくグループ分けをし、それぞれ規制カテゴリのルール決めを行えば、より業務の実態に合ったアクセスコントロールが実現し、セキュリティと業務効率化の両方が実現すると思います。
今後の期待・展望
ALSIへの今後の期待があれば教えてください。
2008年3月に発売された、新バージョンのInterSafe WebFilter Ver6.0には、添付ファイル規制やWebメール経由のファイル送信規制が盛り込まれていると聞きました。その対策はまさに長崎県庁でも情報漏洩対策での懸案事項でもありますので、近い将来タイミングを見てInterSafe WebFilter Ver6.0へのバージョンアップも検討したいと思っています。
ALSIには今後も優れた製品力により、長崎県のセキュリティ向上、業務効率向上をご支援ください。期待しています。
所在地:〒850-7570 長崎市江戸町2-13
製品について詳しく知りたい
関連する導入事例
仮想デスクトップシステムをSecure Gateway Suiteへ切り替え 使い勝手が大幅に向上、業務の効率化に貢献
使い勝手の良さなどを評価し Secure Gateway Suiteを採用 セキュアで使いやすく、 安定した環境を実現