GatewayConnection | 導入事例

正則高等学校

学習アプリの活用を妨げずに
安心・安全を実現
使い勝手の良さとスピーディな
対応が乗り換えの決め手

130年を超える歴史と伝統を誇り、知識の習得に偏重せず、豊かな人格と人間性を育む教育を重視している正則高等学校。同校では、タブレット(iPad)の導入に合わせて採用したWebフィルタリング製品の問題点を解消するため、アルプス システム インテグレーション(以下、ALSI)のセキュアWebゲートウェイサービス「InterSafe GatewayConnection」への切り替えを実施。安心・安全で使い勝手に優れたWeb環境を実現しました。今回はその導入の経緯、運用状況、今後の展望について、同校でICT環境の整備を担当する樺澤 祟教諭にお話をうかがいます。

写真:正則高等学校 正則高等学校 教諭 樺澤 祟 氏
正則高等学校
正則高等学校 教諭 樺澤 祟 氏

既存のWebフィルタリング製品で抜け漏れや遅延が発生

InterSafe GatewayConnection」の導入を検討された背景を教えてください。

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当校はICT教育環境の整備の一環として、2018年に教職員向けにタブレット(iPad)を導入。2019年には生徒用に100台のタブレットを追加導入しました。これに合わせて、某Webフィルタリング製品を採用したのですが、実際に使ってみると不都合な点が目立つようになってきました。

例えば、マップアプリが開けなかったり、通信の遅延で授業が行えなかったりといったことがありました。専用ブラウザを利用する製品だったので、SafariしかサポートしていないWebアプリではエラーが発生することもありました。

当校ではさまざまな行事を生徒自らが創り上げていきます。昨年度(2020年度)はコロナ禍で中止を余儀なくされました。学院祭(文化祭)ではクラスごとに発表テーマを考え、5分間の映像を制作して発表しました。また、この春は新入生に向けたクラブ紹介の映像を生徒たちが自身で企画・発表しています。マップアプリはそうした活動で頻繁に使用するものですが、Webフィルタリング製品が原因で使えなくては、せっかく導入したタブレットの活用を制限してしまうことになります。

とはいえ、Webフィルタリングを止めるのはリスクが高すぎます。今の生徒たちはデジタルネイティブ世代としてネットをフルに活用しており、我々教師が思いつかないような突飛な使い方をするかもしれません。そこで、生徒の利便性をできるだけ損なわず、安心・安全なWeb環境を実現できる製品はないか、検討することにしました。


使い勝手の良さと他校での実績、スピーディな対応を評価

InterSafe GatewayConnection」を採用した経緯を教えてください。選定にあたって、どのような点を重視されたのでしょうか?
既存製品の使い勝手が今一つだったことから、「Webサイトへのアクセスの速さ(遅延がない)」や「エラーの少なさ」などの点を重視しました。加えて、「ベンダーのスピーディな対応」もポイントでしたね。既存製品では、エラーや使い勝手の件で問い合わせても、回答までにかなりの時間を要していました。我々としては、いま困っている問題を何とかしたいと思っているのに、対応してもらえるのが一週間後というのでは困ります。
InterSafe GatewayConnection」を選んだ決め手を教えてください。

遅延やエラーが少なく、使い勝手に優れているというのが大きかったですが、製品の認知度が高く、すでに導入した他校での評判がとてもよかった点も評価しました。また、担当の方の知識が豊富で、疑問点があってもその場で解決してもらえたことも信頼につながりました。

導入のスケジュールを教えてください。

2019年10月より具体的なWebフィルタリング製品の検討を開始。年末に、タブレット導入をお願いしているNTTドコモから「InterSafe GatewayConnection」を紹介されました。20201月に採用を決定し、新年度となる4月より使用を開始しています。これと合わせ、タブレットの台数も500台まで増やしました。

導入時に苦労した点などはありましたか?

まず、30日間のトライアル期間中に、既存製品でエラーの出たサイトやアプリについて細かくチェックを行いましたが問題ありませんでした。導入作業自体も実質1か月程度で済み、スムーズに進みましたので、苦労した点は特にありません。

英会話学習ではネイティブの先生と行うオンライン授業があり、海外サーバー経由になることからちょっとした設定変更が必要になりましたが、SEの方にすぐに対応いただきました。

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フィルタリングの存在を意識することなく、
守られているという安心感が得られる

導入で得られた効果は何でしょうか?

現在、タブレットはWebでの検索をはじめ、各教科が選んだ教育系アプリを中心に、活用しています。最大の効果は、既存製品で発生した遅延やエラーがないことですね。Safariが使えるので、Webアプリの利用に不便を感じることもなく、フィルタリングの存在を意識せずに済みます。それでいながら、しっかり守られているという安心感を得られることが大きなメリットです。管理者の立場からしても、必要なサイトが見られない、アプリが使えないなどトラブルが発生して呼ばれることがないので、負荷は確実に減っています。

今後の展望をお聞かせください。

来年度には、全校生徒に1人1台のタブレット環境が整備されますが、これに合わせて学年ごとにWebフィルタリングのポリシーを分ける運用も考えています。2、3年次になると検索だけでなく、例えば新聞サイトにコラムを投稿するなど、ネット利用の範囲が拡大するので、それに応じて柔軟にルール設定できるInterSafe GatewayConnectionの機能を活用したいと考えています。

ALSIに対する評価と、今後期待するところをお聞かせください。

私たちの要望への迅速な対応にはとても感謝しています。特に、技術的な問題でもいったん持ち帰るのではなく、その場で解決してもらえるのは助かっています。今後は定期的にSEの方に訪問していただくなど、要望を直接リクエストできる機会を増やしてもらえるとありがたいですね。


正則高等学校

https://www.seisoku.ed.jp

所在地:〒105-0011 東京都港区芝公園3-1-36

1889年に創立。130年を超える歴史と伝統を誇り、今日のような複雑な社会の中にあっても、「本来の学校らしさ」を大切にし、求め続けています。入学時にコース別のカリキュラムを設けず、生徒全員が「普通クラス」として同じスタートラインに立ち、学習を始めることが特徴。「すべての生徒に伸びる可能性」と「誰もが進路に挑戦できる権利」を認めています。また、知識偏重の教育ではなく、豊かな人格と人間性を育む教育も目指しています。

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